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にじいろちらしずし第1.5弾
第一部 映画『ジェンダー・マリアージュ』上映
第二部 座談会「日本の学校におけるLGBT問題」
8月11日(木)祝日!
午前の部 9時30分オープン、10時スタート
午後の部 13時30分オープン、14時スタート
場所 ウィルあいち 視聴覚ルーム
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参加費(会場費、資料費) 一般1,500円、学生1,000円
お申込み・お問い合わせ
rchirashi★merushika.com
(★を@に改めてください。)
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2013年07月04日

“物は言いよう”ということ その2

 スミスpです。

 上演の素材を吟味するミーティングのために書いた文書を、2回に分けて掲載しています。今回は2回目にして最終回。早すぎますね。『少年ジャンプ』の不人気過ぎた連載みたいです。

1回目はこちら


 前回は、同様の事柄を主語や話者を変えて書き改める例を検討しました。今回は、主語を変えるのではなく、言い方を変えて表現してみます。

 A.私、自分を持て余してるんだ。
 B.私、自分をコントロールできなくて困っているんだ。
 C.ねえ、自分って、どう向き合えばいいものなの?

 Aは硬くて重い感じ。3つのうち、一見して一番深刻そうなのはAでしょうか。語る相手は、その深刻さを受け止めてくれそうな、かなり親しい人でしょうね。

 でも、自分のことをズバッと言い切っているので、妙に自信があるようにも感じられます。なので、発語する状況しだいでは「言うほど持て余してないんじゃない?」というツッコミを誘発することもありえます。

 Bは一番説明的で、わかりやすいけど味気無い。心情を訴えられているというより、辞書を読み上げられているみたいです。でも、Aほど単刀直入でもなく、Cほど相手を頼り切ってもいなくて、もしかしたら、実際の日常会話ではBが一番普通に用いられるのかもしれません。言う相手も、Aほど親しくなくてもよさそうです。

 でも、自分の状況をかなり客観的に説明できているわけですから、「困っている」という所に実感がこもりにくい言い方でもあります。「ごていねいな説明ありがとう」くらいの、ちょっと遠回しな皮肉を誘発することもありえます。

 CはAやBのように整理されていません。問いの形で未整理なまま相手にぶつけています。なので、困惑のピークという感じがします。逆に言えば、Cよりも整理されているAやBは、困惑がまだピークに達していないか、もしくは既にピークを過ぎている感じです。

 語る相手も、CはA以上に、親しくて信頼できる人でしょう。困惑を困惑のままぶつけても受け止めてくれると期待できる聴き手です。ただし、相手に頼り切って、ちょっと甘えている感じもしますから、聴き手によっては「知るか!」「自分で考えれば?」と突き放したくなるかもしれません。

 AやBよりも甘ったれた口調で言いやすいものでもあり、甘ったれた口調で言えば、100%確実に突き放されます。

 反対に、AやBを甘ったれた口調にしても、Cほど甘え切れていない感じになります。まあ、そういう甘え方もあると思いますけどね。甘えながらも甘え切らないことで、相手に「もっと甘えていいんだよ」と思わせるという高等戦術。

 とまあ、このように類似の事柄を語るのでも、語り手を変えたり、言い回しを変えたりすることで、それが語られる状況も、語り手と聴き手の関係も、聴き手の反応も変わってくるわけです。

posted by TACO at 00:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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